龍笛の練習法


1.唱歌
 曲を練習する時は、まず唱歌を歌います。
曲の最初から最後までを通して歌い、音を外さずに歌えるようになるまで繰り返して練習します。
そして、癖のない歌い方を身につけるように心掛けます。
 唱歌はとても大切です。あまり面白くない練習ですが、決しておろそかにしてはいけません。唱歌を正しく歌えるようになることが上手な演奏につながるということを忘れないようにしなければなりません。
ある先生は、「一曲の唱歌を二百回歌え」と教えられています。
それくらい、唱歌は大切なのです。

2.ロングトーン
 笛を持ったらすぐに曲を吹きたくなりますが、曲を吹く前にロングトーンの練習をします。
ロングトーンは、一つの音をできるだけ長く引き伸ばして吹きます。
ロングトーンでは、長く息の持たせることができるような吹き方をします。そして、音が揺れ動いたりしないで続けられるように気をつけて吹きます。
練習法としては、六の和音、中の和音、夕の和音、上の和音、五の和音、干の和音、六の責音、中の責音、夕の責音、上の責音、五の責音、干の責音、そして、六の和音から責音、中の和音から責音、夕の和音から責音、上の和音から責音、五の和音から責音、干の和音から責音、以上十八種がワンセットです。
「和音から責音」とは、和音の吹き込みから始めて責音に責め上げたまま長く吹き続け、終わりは責音で音を切り上げます。
 このロングトーンの練習を忠実に行なうことにより、曲を演奏する際に良い音色を出せるようになります。

3.吹奏
 一人で吹奏する時は、必ず頭の中で唱歌を歌いながら吹きます。
曲に慣れてきたら、自分の演奏を録音してみます。
それを聞き返して、律や拍にずれがないか、吹き込み、切れ上げ、強弱のバランスに不自然なところがないかなどをチェックします。
自分の演奏に改善すべき点を見出したら、それを克服できるように努めて、繰り返し繰り返し何度も練習を積み重ねて行きます。
こうして一曲を仕上げたら、合奏練習に臨みます。
 合奏の時は、笙の手移りの間、篳篥のめぐりを聞きながら演奏し、しかも他管との音の高低差に気をつけて、常に人に合わせて吹くことを忘れないようにすることが肝要です。


チューナー

*雅楽の場合、チューナーは430Hz(5A)に合わせて下さい。